補足平野さんが声優・俳優として才能を輝かせていることは、平野さんの個性を大切に育んだ「育ての両親」の力があったからだと思います。平野さんのお父さんが言う通り、かつては真実告知をしないケースは少なくありませんでした。近年、関係者の意識は変わってきています。例えば2021年に日本財団がバックアップし、有識者や当事者を交えて「養子縁組記録の適切な取得管理及びアクセス支援に関する研究会」を立ち上げ、半年検討を重ねて提言をまとめました。 提言の要点は2つあります。まず、子どもの「出自を知る権利」に配慮して、縁組に関する記録を一元管理する中央機関が必要であること。次に、ルーツ探しに寄り添う専門職の支援が必要、という点です。どこに行けば誰が対応してくれるのかを知らないで、民間のあっせん団体や児童相談所、家庭裁判所、乳児院などに情報提供を求めていくには時間と労力、交通費などがかかり、心の負担も大きいものです。
コメンテータープロフィール
1971年富山市生まれ、同市在住。元北國・富山新聞記者。1993年から2000年までスポーツ、2001年以降は教育・研究・医療などを担当した。2012年に退社しフリーランスとなる。雑誌・書籍・Webメディアで執筆。ニュースサイトは「東洋経済オンライン」、医療者向けの「m3.com」、動物愛護の「sippo」、「AERA dot.」など。広報誌「里親だより」(全国里親会発行)の編集にも携わる。富山を拠点に各地へ出かけ、気になるテーマ・人物を取材している。近年、興味を持って取り組んでいるテーマは児童福祉、性教育、医療・介護、動物愛護など。魅力的な人・場所・出来事との出会いを記事にしていきたい。
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