Yahoo!ニュース

碓井真史

碓井真史認証済み

認証済み

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

報告

見解いじめ被害者は苦しんでいる。支援が必要だ。しかし、いじめ問題は強盗と被害者のような関係ではない。人権問題としては、いじめ加害者が100%悪いが、いじめっ子もまた教育的支援の対象だ。 スクールカウンセラーとして、いじめ問題に関わることは多い。事実確認、被害者保護、加害者への指導に関わることもある。スクールカウンセラーも学校職員の一人だが、同時に「外部性」も持っている。 子供同士のトラブル時に、教師はどちらの側につくことも難しい場合がある。しかし、スクールカウンセラーは自由だ。校長や担任が言いずらいことも言える。 その立場を生かし、被害者を勇気づけ、また保護者にご納得いただくことも、大きな役割になることもある。決して丸め込むわけではない。事なかれ主義でもない。ただ、子供達の幸せのために、保護者の納得と心の落ち着きは大切だ。教員支援のためにも,そのような第三者的な支援が大切であると思う。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 末冨芳

    末冨芳認証済み

    認証済み

    日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員

    見解弁護士費用を払えないので第三者調査委員会を設置せず、教育委員会ぐるみのいじめ重大事態隠ぺい、私も関わ…続きを読む

コメンテータープロフィール

碓井真史

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

関連リンク(外部サイト)

碓井真史の最近のコメント