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碓井真史

碓井真史認証済み

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

報告

見解幼い頃の性被害で苦しみ続けている人がいる。体の怪我はなく、当時は意味がわからない場合でさえ、成長後に苦しみが長く続く人もいる。成人後の恋愛、結婚、出産にまで影響が続く人もいる。被害者へのケアと犯罪防止に、社会を上げて取り組まなければならない。 小児性愛障害、ペドフィリアは、簡単に治るようなものではないが、実行させないことが重要だ。彼らの中には、子供に近づくような役割、仕事を選んでしまう人たちがいる。最初から犯罪目当てではなくても、子供達を見ながら心地よくなりたいと思ってしまう。しかし、これは危険だ。自分の障害を自覚し、子供に近づかないようにすることだ。 ペドフィリアの中には、有能な人もいる。有能だからといって油断してはいけない。一方、孤独感や生活の破綻が、犯罪実行の引き金になることもある。犯罪防止のためには、ペドフィリアだからといって、忌み嫌い社会から排斥すれば良いわけではない。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 小川たまか

    ライター

    見解性暴力について被害と加害の両面から書かれた記事だと思います。 私は記事の中に登場する斎藤章佳さんら…続きを読む

コメンテータープロフィール

碓井真史

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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