提言<厳罰の効果が上がらない人たちへの対応を> 飲酒運転は、厳罰化の効果もあって減少してきました。以前の地方では散見された、居酒屋に車で来て車で帰るような人も、見かけなくなりました。しかし、近年は下げ止まっています。しかもひどい飲酒運転事故がたびたび報道されています。 厳罰化で減少する違法行為は、良い意味で計算できる人の行為だけです。飲酒運転で厳罰を受けることがないように、運転代行を利用しようと思えるような人はOKです。たとえば教員たちの中には、明日も仕事がある日は、夜9時以降は酒を飲まない人も多くいます。 問題は計算のできない人です。大量飲酒して平気でハンドルを握る人がいます。アルコール依存症の人もいます。悲劇を減らすためには、厳罰化、取り締まり強化に加えて、ハードの改善(車にアルコール探知機をつけるなど)、あるいは医療的心理的アプローチ、効果的な教育など、総合的な対策が必要でしょう。
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コメンテータープロフィール
1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。
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