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常見陽平

常見陽平

認証済み

千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

報告

解説スメハラの対応は難しい。指摘の仕方を気をつけないと「スメハラハラ」になってしまう。相談の仕方も難しい。 被害の告発の前に、まずは自分が加害者になっていないかを考えたい。頻繁にシャワーに入っていても、見出しなみが清潔でも、「人は臭う」という前提を確認しておきたい。食生活はいつの間にか、体臭に影響する。洗濯に力を入れているがゆえに、臭うことだってある。香水をしない人でも、シャンプーやボディソープなどの臭いが残ることがある。 そもそも、パワハラやセクハラですら未だにその概念が理解されていない。スメハラはこれらに比べても新しい概念なので、啓発が必要だ。自分の臭いが人に迷惑をかけることがあることや、誰でも、意外に臭うという事実を職場で共有しなくてはならない。まずは、スメハラ研修を開催しよう。

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  • 舟木彩乃

    ストレスマネジメント専門家(Ph.D.,ヒューマンケア科学)

    補足よく受ける相談の1つにスメルハラスメント(スメハラ)があります。体臭などによって周囲に不快感を与える…続きを読む

コメンテータープロフィール

常見陽平

千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

1974年生まれ。身長175センチ、体重85キロ。札幌市出身。一橋大学商学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。 リクルート、バンダイ、コンサルティング会社、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。2020年4月より准教授。長時間の残業、休日出勤、接待、宴会芸、異動、出向、転勤、過労・メンヘルなど真性「社畜」経験の持ち主。「働き方」をテーマに執筆、研究に没頭中。著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。

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