解説男性著名人が妊活体験について発信するのは貴重である。そして、妊活は実は男性の意識、努力が必要だ。妊娠は互いの合意、さらには努力が必要なのだ。「そんなの関係ねえ」はずがないのだ。 妊活は「修行」だと言われる。精神力、体力が問われるし、お金もかかる。いつ授かるかわからないのに、ひたすら消耗する。いかに支え合うか。それが大切だ。 なお、小島よしお氏の「2人で検査を受けてみても、どちらにも問題がないという診断結果」を疑うつもりはない。ただ、あくまで実体験なのだが、セカンド、サードオピニオンを求めると見え方が変わる。私は第1子誕生までに5年と数百万かかったのだが、互いに高齢だと仕方がないと思っていたのだが、4年目くらいに、私の身体に大変な問題があったということに気づいた。端的に言うと、正常な精子が少ないということだ。同時に私の熱、関心が足りないことを猛反省した。 ぜひ、体験を書籍にしてほしい。
コメンテータープロフィール
1974年生まれ。身長175センチ、体重85キロ。札幌市出身。一橋大学商学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。 リクルート、バンダイ、コンサルティング会社、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。2020年4月より准教授。長時間の残業、休日出勤、接待、宴会芸、異動、出向、転勤、過労・メンヘルなど真性「社畜」経験の持ち主。「働き方」をテーマに執筆、研究に没頭中。著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。
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