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常見陽平

常見陽平

認証済み

千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

報告

解説金髪、ロックTシャツ、ベルボトム、シルバーアクセで教壇にも、政府の会議にも立ち続けている私が通るのだが、服装の自由化は働き方改革の上でも、個性を尊重する上でも、人間らしく働く上でもどんどん取り組むべきだと思う。 一方、何のための服装自由化か、それによって何を実現したいのかは立ち止まって考えたい。よくあるのが、服装の自由化の果てに画一化してしまった職場だ。ジャケットに太い縁のおしゃれメガネ、カットソー、デニム、白いスニーカーで画一化してしまった、ジェネリック個性派ビジネスパーソンが量産されていないか。ガンダムのジムですら、キャノンなど新たな装備を得ているのだから、横並びではなく、自分らしく快適な服装にこだわってほしい。 服装を自由化すれば何かが生まれるという発想も危うい。働く人の権利だ。自由が当然だ。 服装自由化のすえ画一化し硬直化した職場に未来はない。人間らしさを解放せよ。

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  • やつづかえり

    フリーライター(テーマ:働き方、経営、企業のIT活用など)

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コメンテータープロフィール

常見陽平

千葉商科大学国際教養学部准教授/働き方評論家/社会格闘家

1974年生まれ。身長175センチ、体重85キロ。札幌市出身。一橋大学商学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。 リクルート、バンダイ、コンサルティング会社、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。2020年4月より准教授。長時間の残業、休日出勤、接待、宴会芸、異動、出向、転勤、過労・メンヘルなど真性「社畜」経験の持ち主。「働き方」をテーマに執筆、研究に没頭中。著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。

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