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坂東太郎

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十文字学園女子大学非常勤講師

報告

提言記事中の「郵政解散で党内が割れたときは『刺客』を立てたので、減った議員数を補充できた」は結果論。05年郵政選挙の事前予想は造反議員と「刺客」が自民票を食い合って野党が漁夫の利を得るため自民惨敗、でした。  裏金議員が比例名簿にズラッと並べば普段は「自民党」と書いていた有権者の手も震えましょう。結果的に比例の獲得議席が激減するおそれもあったわけですし。  そもそも以前の小選挙区立候補者は、かつては復活当選をよしとしませんでした。現行制度初の96年総選挙では復活当選の辞退を表明した議員もいたし、受け入れても「墓場の中からよみがえった」「とてもバンザイしようという気持ちになれない」「感激は半分だ」などと感想をもらしていたのです。比例で救済されるのが当たり前という今の風潮の方がどうかしているのではないでしょうか。

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  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    解説石破流とはこういうことなのだろう。 あくまで正論で行くという事であれば、なぜ、国民に判断材料を示さな…続きを読む

コメンテータープロフィール

坂東太郎

十文字学園女子大学非常勤講師

十文字学園女子大学非常勤講師。毎日新聞記者などを経て現在、日本ニュース時事能力検定協会監事などを務める。近著に『政治のしくみがイチからわかる本』『国際関係の基本がイチから分かる本』(いずれも日本実業出版社刊)など。

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