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谷口博子

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東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学 博士(保健学)

報告

補足暴力が苛烈化するハイチのポルトープランスで、スタッフや患者さんに対する度重なる脅迫や暴力のために安全を確保できないとして活動を停止していた国境なき医師団(MSF)が、22日間の中断を経て、12月11日、部分的に活動を再開しました。主要なステークホルダーとの対話により活動を再開したとしながら、改めて全関係者に患者さん、スタッフ、医療と人道的活動を尊重するよう呼びかけています。ポルトープランスでは機能している医療施設はわずかで、多くの人々が医療にアクセスできていません。今回、MSFは3病院と1クリニックを再開していますが、救急車運用のリスクはいまだ高いとして、患者搬送の再開は見送られました。

コメンテータープロフィール

谷口博子

東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学 博士(保健学)

医療人道援助、国際保健政策、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ。広島大学文学部卒、東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻で修士・博士号(保健学)取得。同大学院国際保健政策学教室・客員研究員。㈱ベネッセコーポレーション、メディア・コンサルタントを経て、2018年まで特定非営利活動法人国境なき医師団(MSF)日本、広報マネージャー・編集長。担当書籍に、『妹は3歳、村にお医者さんがいてくれたなら。』(MSF日本著/合同出版)、『「国境なき医師団」を見に行く』(いとうせいこう著/講談社)、『みんながヒーロー: 新がたコロナウイルスなんかにまけないぞ!』(機関間常設委員会レファレンス・グループ)など。

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