Yahoo!ニュース

多根清史

多根清史認証済み

認証済み

アニメライター/ゲームライター

報告

見解任天堂も営利企業である以上は、永遠の修理サービスは望めません。国内での生産終了が2017年のことで、それから7年は長いとは言えませんが(電気冷蔵庫であれば9年)もはや利益を生まないハードウェアの修理を7年も受け付けていたのは、一見すれば十分といえそうです。 Wii Uは『スプラトゥーン』や『スーパーマリオメーカー』が生まれる苗床となった歴史的ハード……と振り返っている場合ではなく、ダウンロードソフトを大量に買った人には深刻な事態となりました。なぜならWii Uは「ソフトと本体が紐づけられる(他のWii Uでは自分が購入したソフトも遊べない)」という前時代的なシステムのためです。 Wii U本体が壊れたら、保存したソフトも永遠に遊べなくなります。任天堂もサラっと「修理サービスを終了しました」と突き放すのは薄情すぎるのであり、救済策が切に望まれると思います。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった233

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

コメンテータープロフィール

多根清史

アニメライター/ゲームライター

京都大学法学部大学院修士課程卒。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。現在はGadget GateやGet Navi Web、TechnoEdgeで記事を執筆中。

多根清史の最近のコメント