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多根清史

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アニメライター/ゲームライター

報告

解説「任天堂と睡眠」は、元社長・岩田聡さんがご存命だった2014年までさかのぼります。QOL(生活の質)事業の第一弾として「睡眠と疲労の見える化」を打ち出したものの、2018年末には開発中止との報道がありました。 そこで当時のハードウェア開発は棚上げになったようですが、志は受け継がれました。まず、2023年にはスマホアプリ『ポケモンスリープ』がリリース。2019年の発表から4年越しで、かなり難産だったようです。また、任天堂は株主総会で「QOL事業とは無関係」とコメントしていることもお断りしておきます。 そして今回の目覚まし時計が登場。先月、米FCCに届出があった無線機器「CLO-001」は“Clock”だったわけです。要はミリ波センサーで人の動きを検知すると推測されています。 QOL事業の延長ではないにせよ、岩田さんが撒いた種が芽吹いた……と思いを巡らせても良さそうです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 西多昌規

    早稲田大学教授 / 精神科専門医 / 睡眠医療総合専門医

    補足若い人を中心に朝起きられないという悩みは根強く、目覚ましを何個セットしても起きられないという人もいる…続きを読む

コメンテータープロフィール

多根清史

アニメライター/ゲームライター

京都大学法学部大学院修士課程卒。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。現在はGadget GateやGet Navi Web、TechnoEdgeで記事を執筆中。

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