補足3年前、音楽番組『Sound Inn S』(BS-TBS )の収録取材で大橋さんの歌を久々に生で聴く事ができました。当時キャリア46年、ストリングスも入ったバンドをバックに響かせたその歌は、さらに力強さを増し、凄みさえ感じさせてくれ、でもどこまでもしなやかで瑞々しくて、とても感動したことを覚えています。その時披露したのは「シルエット・ロマンス」、海外のシティポップファンからも人気の「テレフォン・ナンバー」、そして2年間過ごしたNYに思いを巡らせ、ビリー・ジョエル「ニューヨークへの想い」をカバー。ただただ聴き惚れていました。セッション後大橋さんは「改めて歌に対する執着が強まった。やっぱり歌が好き、歌うことが好きだと思った」と、歌うことへの意欲を笑顔で語っていただけに、残念です。ご冥福をお祈りいたします。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
オリコン入社後、音楽業界誌編集、雑誌『ORICON STYLE』(オリスタ)、WEBサイト『ORICON STYLE』編集長を歴任し、音楽&エンタテインメントシーンの最前線に立つこと20余年。音楽業界、エンタメ業界の豊富な人脈を駆使して情報収集し、アーティスト、タレントの魅力や、シーンのヒット分析記事も多数執筆。現在は音楽&エンタメエディター/ライターとして多方面で執筆中。