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関口威人

関口威人

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きょう開かれた遺族による国賠訴訟の口頭弁論後、この監視カメラ映像を今後の法廷で大型モニターに映して公開することが決まりました。被告の国側は、ウィシュマさんに対応した職員の姿は映像内でマスキングしているものの、声が流れれば誰なのかが特定される、特定されればその職員が「身体の拘束を受けたり、暴行を受けたりする」などの理由で公開しないよう求める意見書を裁判所に提出していました。しかし、裁判所側はその意見書の主張を「まったく気にかけず」(遺族側弁護団)公開するよう決めたそうです。ただ、公開されるのは295時間分ある全映像のうちの5時間分で、死に至った過程を検証するにはまだ部分的にすぎないとして、遺族側はあくまで全映像の証拠提出、公開を望んでいます。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 三牧聖子

    同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

    日本には政府から強い独立性を持って、人権政策をつくり、それを司る機関がない。世界では120カ国がこう…続きを読む

コメンテータープロフィール

1973年横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学)修了。中日新聞記者を経て2008年からフリー。名古屋を拠点に地方の目線で社会問題をはじめ環境や防災、科学技術などの諸問題を追い掛ける。2022年まで環境専門紙の編集長を10年間務めた。現在は一般社団法人「なごやメディア研究会(nameken)」代表理事、サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」編集委員、NPO法人「震災リゲイン」理事など。

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