補足ウィシュマさんが亡くなってから丸3年の昨日6日、遺族や弁護団は名古屋入管を訪れて医療提供体制の改善などを求める文書を局長宛てに提出しました。局長か局長に準じる職員に手渡すことを求めたものの、そうした対応ではなかったと述べていました。 一方で常勤の医師が配置されるなど、これまでより入管側の医療体制が強化されていることは確かです。局長がテレビカメラの前で述べているように、情報発信はこれまでの対応で埋めがたいほどの不信感を募らせてしまった当事者や支援者らに対しても十分にした上で、世界から厳しい目で見られている日本の入管制度をどうすべきかという社会的な議論を喚起することが求められます。
コメンテータープロフィール
1973年横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学)修了。中日新聞記者を経て2008年からフリー。名古屋を拠点に地方の目線で社会問題をはじめ環境や防災、科学技術などの諸問題を追い掛ける。2022年まで環境専門紙の編集長を10年間務めた。現在は一般社団法人「なごやメディア研究会(nameken)」代表理事、サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」編集委員、NPO法人「震災リゲイン」理事など。
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