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高橋浩祐

高橋浩祐

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米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

報告

見解そもそも在外公館はウィーン条約で「不可侵」とされ、公館への攻撃は明白な国際法違反に当たる。しかし、米英主導のG7はイスラエルへの非難を避け、イランの報復攻撃のみを非難している。これはアンフェアだ。 岸田政権も常々、「法の支配」の重要性を世界のあちこちでしきりに訴えてきた。本来はイランによるイスラエル攻撃を非難するならば、イスラエルによる在シリア・イラン大使館を標的とした攻撃も非難しなければならない。そうでないと、「グローバルサウス」と呼ばれるアジアやアフリカ、中南米といった南半球に多い新興・途上国をはじめ、G7以外の多くの国々から、日本のダブルスタンダートと受け取られかねない。

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コメンテータープロフィール

高橋浩祐

米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

英軍事週刊誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」前東京特派員。コリアタウンがある川崎市川崎区桜本の出身。令和元年度内閣府主催「世界青年の船」日本ナショナルリーダー。米ボルチモア市民栄誉賞受賞。ハフポスト日本版元編集長。元日経CNBCコメンテーター。1993年慶応大学経済学部卒、2004年米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクールとSIPA(国際公共政策大学院)を修了。朝日新聞やアジアタイムズ、ブルームバーグで記者を務める。NK NewsやNikkei Asia、Naval News、東洋経済、週刊文春、論座、英紙ガーディアン、シンガポール紙ストレーツ・タイムズ等に記事掲載。

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