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多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

インターネットバンキングでの不正送金の被害額が、1月約4600万円だったものが、2月は約2億6800万円で、さらに3月は倍の約5億300万円の被害になっています。 確かに、このところ銀行系のフィッシングメールが三菱UJF、三井住友など様々な名を騙って送られてきています。 その時の内容は「犯罪収益移転防止法に基づき、お取引を行う目的等を確認させていただいております」となっており、さらに「確認いただけない場合、口座取引を一部制限させていただきます」と煽る文章になっています。 昨年度の特殊詐欺の被害は、一昨年度に比べて増加に転じていて、詐欺への注意喚起が強くなされており、海外の特殊詐欺グループの摘発も相次いでいます。そうしたニュースに便乗して、メールなどを送っていることも考えられます。 メールでは取引確認などのボタンを押させようとしてきますが、絶対にアクセスしないようにしてください。

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コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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