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多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

20代のマルチ商法トラブルが20年、21年と4割を超えているとのことで状況は深刻です。コロナ禍の影響は大きいと考えます。 収入が減った状況につけこまれただけでなく、「仲間と励まし合う環境が『居場所』となってしまう」とありますが、友達に会えない状況下で、言葉巧みに居場所になるように誘導させられた人もいると考えられます。 当然ながら、貯金のない若者は借金をして始めます。いくら勧誘をしても儲からない状況でも、グループの仲間から目標と夢を見せられてやる気を鼓舞され、借金返済をしなければならない現実を前に、参加したマルチをやめられない状況になってしまいます。 カルト思想からの脱却と同じく、思いこんだ考えから脱却させるには、置かれた環境からいったん離れさせ、適切な情報を与える。 本人は強烈に拒否するでしょうから、頭ごなしに否定することはせず、親や友人らからの粘り強い働きかけが大事になります。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

    18歳成人になってから更に若者の被害が増えています。親の承諾なく消費者金融などで借金が出来る為、詐欺…続きを読む

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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