パソコンを使う中高年が増えてきており、被害が増えてきています。コロナ禍もあり、ネットを利用し始めた人が多いのも、その一因と思われます。 数年前からマイクロソフトを騙る詐欺業者を調査してきてわかってきていることは、相手は海外のコールセンターにいて、現地で日本語を話せる人を雇っている可能性です。 この詐欺は決して日本人だけの被害ではなく、英語圏の人たちも被害に遭っており、すでに海外の現地警察に摘発された組織もあるとの報道もあります。 もし本当に、この詐欺被害の撲滅を考えるならば、やはり日本の警察が現地の警察と共に、詐欺組織を捜査する必要があります。 ですが、そのような動きは入ってきていないので、この記事でわかるように、遠隔操作できるソフトをダウンロードさせ、「ウイルスに感染している」と嘘の言い、セキュリティ代を騙し取るとの手口を知ることが、被害に遭わないために、とても大事になります。
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コメンテータープロフィール
2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)