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多田文明

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

いきなり知らない番号で電話がかかってきた場合「絶対に取らない」というのが、詐欺などに遭わないための鉄則になっています。その番号が公式のものかを確かめるすべは、公式サイトにその情報が載っているかでですが、今回はその事前告知が不十分だったゆえに、多くの人の不安を掻き立てたと考えます。 会話型AIからの自動電話とのことですが、過去にも自動ガイダンスを使った詐欺が発生しており、今もこの種の迷惑電話は多くかかっています。それゆえ、公式に番号を確認できない状況で、こちらの情報を伝えることは極めて危険だといえます。 迷惑電話であるか否かを判断する唯一の方法は、それが公式に確認できるかどうかです。 ですので、電話をかける企業の側は、問い合わせを受けての後手後手の対応・公表をするのではなく、電話を受けた人の不安を掻き立てないためにも、調査電話であることの事前告知がとても重要になります。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

    今回は詐欺ではなく公式からの電話だったという事で良かったです。ユーザーが店舗情報なども追加で書き込め…続きを読む

  • 神田敏晶

    ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

    実際の音声をtwitterで確認できた…まさに、これは『不気味の谷』現象だ。想像以上に、人間の音声に…続きを読む

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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