『光る君へ』無邪気を装って中宮彰子に甘える11歳の敦康親王。鈍感な道長が気づいたのはまひろの物語を読んでいたからで…視聴者「思春期男子あるある」「参考書で見たやつ!みたいな感じ」「まるで予言書」
◆10月6日の『光る君へ』 現在放送中の吉高由里子さん主演・大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。第38回の「まぶしき闇」が10月6日に放送され、話題になっています。 次回予告に登場した成長後の敦康親王。その姿は… *以下、10月6日放送内容のネタバレを含みます。 まひろの元にききょう(ファーストサマーウイカさん)が訪ねてきて、亡き后・定子の思い出を綴った「枕草子」から一条天皇(塩野瑛久さん)の関心を奪ったまひろの物語への思いを打ち明ける。 その後、まひろは物語の次の構想を練り始めるが、道長(柄本佑さん)から新たな提案を受け…。 一方、中宮・彰子(見上愛さん)と親王に対する呪詛の形跡が見つかり、伊周(三浦翔平さん)の関与が明らかに。天皇は道長に相談して処分を検討するがーーといった話が描かれました。
◆あらためてあらすじ 今回のドラマ序盤、11歳となった敦康親王について、元服の話が持ち上がります。 元服すると藤壺を出て、中宮彰子のもとを離れなければならないことを嫌がる敦康。 対して彰子は「私は敦康さまがご元服した姿を見とうございます。ゆくゆくは帝になられる敦康さまですゆえ」と伝えます。 しかし、左大臣の道長が彰子の子・敦成親王を次の東宮に据えようとしていることを知る藤原行成は、そのやりとりをそばで聞いて複雑な表情を浮かべます。
◆まひろの物語を再読する道長 さらにドラマ後半、道長が敦成親王を抱きながら歩いていると、彰子と敦康親王の姿が目に留まります。 くるくると回った後、「おゆるしを」と言いながら彰子のひざに頭を乗せて、戯れようとする敦康親王。 道長は、その二人のやりとりを離れた廊下から凝視します。 その後、局に戻り、まひろの書いた物語をあらためて読み始めた道長。 まひろの声で「光る君は幼心にも、ささやかな花や紅葉に添えて、藤壺をお慕いする心をお見せになります」という一節が読みあげられた直後、道長は物語から顔を上げ、何かの決意をかためる様子を見せます。 その後、さらに場面が変わり、行成を呼びつける道長。 すると道長は険しい表情で、行成に対し「敦康親王の元服の日を急ぎ陰陽寮に決めさせ、帝へ速やかに奏上すること」を強く命じるのでした。
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