補足人材不足が加速しており、能力もまだ落ちておらず働く意欲のある60歳代社員を手放すことはもったいない。会社がそう考えれば70歳定年への以降は今後も加速するでしょう。 そうなると標準の年金受給開始年齢を「定年年齢」が上回る時代がやってくることになります。 これからは「イヤだけど会社に言われたとおり70歳まで働く」発想ではなく「体力ややりたいことを考えて、自分でリタイア年齢を決める」発想に切り替えていくことが大切です。 年金額と退職金額などを計算において、「オレは68歳までかな」「後輩が育つあと2年くらいは働いてもいい」「いや65歳でスッパリ辞めますわ」みたいなことを自分で決めてみてください。 あとは、今回の記事だけでは分かりませんが、同社の新しい雇用条件（賃金がどれくらい下がるのか下がらないのか）なども気になるところです。
コメンテータープロフィール
フィナンシャル・ウィズダム代表。お金と幸せについてまじめに考えるファイナンシャル・プランナー。「お金の知恵」を持つことが個人を守る力になると考え、投資教育家／年金教育家として執筆・講演を行っている。日経新聞電子版にて「人生を変えるマネーハック」を好評連載中のほかPRESIDENTオンライン、東洋経済オンラインなどＷＥＢ連載は14本。近著に「『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」「共働き夫婦お金の教科書」がある。Youtube「シャープなこんにゃくチャンネル」 https://www.youtube.com/@FPyam
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