見解JR東日本のサイトで報道資料が公開されています。 「併合作業が完了しない場合に再度分割させるために扱うスイッチの端子部に金属片が接触」とのことで、これは併合に失敗したときに、やり直すスイッチでしょう。どんなスイッチかはともかく、そもそも端子がむき出しで絶縁されなかったことが問題だと思われます。基本的なことではないかと。次に、金属片がどこから来たのか。製造工程が杜撰ではないか。 また、「通常の」分割スイッチは時速5km以上では作動しないと報じられていました。そのフェイルセーフシステムは再分割スイッチには施されていないとなると、フェイルセーフシステムの設計にも問題がありそうです。 金属片残留の確認も必要ですが、端子の絶縁を実施したほうが良いかと思われます。回路自体を取り外すとのことですが、その回路にも役割があったはずです。
コメンテータープロフィール
東京都生まれ。信州大学経済学部卒。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。出版社でパソコン雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当したのち、1996年にフリーライターとなる。IT、PCゲーム、Eスポーツ、フリーウェア、ゲームアプリなどの分野を渡り歩き、現在は鉄道分野を主に執筆。鉄道趣味歴半世紀超。2021年4月、日本の旅客鉄道路線完乗を達成。基本的に、列車に乗ってぼーっとしているオッサンでございます。
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