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末冨芳

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日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員

報告

見解将来を背負う子どもたちの給食費1人年約5万円と100歳以上の高齢者1人年10万円の祝金、どちらを市の財政から使うか、皆さんはどう判断されますか? 重い課題ですが、死ぬまで納税し、社会的にも大いに活躍していた私の祖母は亡くなる前に口癖のように、子ども若者をもっと大切にしないといけないと言っていました。 この国の現役世代が老いる時、日本の将来を背負う子ども若者の数は少なくなっています。 市をあげて子ども若者を応援する、世代を超えて子ども若者を応援する、そのような地方自治も必要なのではないか、郡上市の山川市長さんの判断にはそうした決意を読み取ることができると捉えています。

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  • 岡部卓

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    補足高齢者の「100歳祝い金」などを廃止し、その財源を子ども・若者へ振り分ける。このように市長が資源配分…続きを読む

コメンテータープロフィール

末冨芳

日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員

末冨 芳(すえとみ かおり)、専門は教育行政学、教育財政学。子どもの貧困対策は「すべての子ども・若者のウェルビーイング(幸せ)」がゴール、という理論的立場のもと、2014年より内閣府・子どもの貧困対策に有識者として参画。教育費問題を研究。家計教育費負担に依存しつづけ成熟期を通り過ぎた日本の教育政策を、格差・貧困の改善という視点から分析し共に改善するというアクティビスト型の研究活動も展開。多様な教育機会や教育のイノベーション、学校内居場所カフェも研究対象とする。主著に『教育費の政治経済学』(勁草書房)、『子どもの貧困対策と教育支援』(明石書店,編著)など。

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