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曽和利光

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人事コンサルティング会社 株式会社人材研究所 代表取締役社長

報告

見解実質「学生ローン」である日本の奨学金に苦しむ学生にとってはもちろん朗報であり、だから学生に人気なのでしょう。 ただ、本来はこんなことは国がすべきであり、企業が努力で担っているのはやや違和感があります(企業に対してというより国に)。 企業が「奨学金肩代わり」することのデメリットは(法的にいろいろ回避しているとしても)学生が結局のところ「お金で縛られる」ことです。転職したくてもできない(もちろんやろうと思えばやれるのですが)何らかに金銭的デメリットを考えると躊躇するというのは可哀想です。 しかし、現状では、そうであってもやはり、「奨学金肩代わり企業」という選択肢があること自体は学生には有益なことでしょう。 国が代替案も出さないのに、変な規制をしないことを祈ります。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 今野晴貴

    NPO法人POSSE代表。雇用・労働政策研究者。

    補足「奨学金肩代わり」は国の制度ではないため企業ごとにルールは多様であるが、一定の期間の勤続を義務付ける…続きを読む

  • 石渡嶺司

    大学ジャーナリスト

    見解奨学金返済支援制度は2012年にオンデーズ、2014年にノバレーゼ、2016年にクロスキャットが導入…続きを読む

コメンテータープロフィール

曽和利光

人事コンサルティング会社 株式会社人材研究所 代表取締役社長

愛知県豊田市生まれ、関西育ち。灘高等学校、京都大学教育学部教育心理学科。在学中は関西の大手進学塾にて数学講師。卒業後、リクルート、ライフネット生命などで採用や人事の責任者を務める。その後、人事コンサルティング会社人材研究所を設立。日系大手企業から外資系企業、メガベンチャー、老舗企業、中小・スタートアップ、官公庁等、多くの組織に向けて人事や採用についてのコンサルティングや研修、講演、執筆活動を行っている。著書に「人事と採用のセオリー」「人と組織のマネジメントバイアス」「できる人事とダメ人事の習慣」「コミュ障のための面接マニュアル」「悪人の作った会社はなぜ伸びるのか?」他。

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