解説米国ではすでに20世紀の後半には、賭博の取締りは象徴的な意味しかなく、ほとんどはライセンスに関した汚職絡みだった。ただスポーツ賭博に関しては、スポーツの娯楽性や誠実性が損なわれうるため、プロアマスポーツ保護法(1992年)によってほとんどの州で違法とされていた。しかし2018年に連邦最高裁が、同法は連邦の州に対する越権であり違憲だとして以来、全米でスポーツ賭博合法化の流れが加速した。 ただし連邦がスポーツ賭博自体を容認したわけではなく、州間ギャンブルやオンラインギャンブルに関してはなお違法インターネットギャンブル取締法(2006年)で規制されている。連邦法または州法で違法な賭け(「制限取引」)については主催者が関与する金融取引が非合法化されており、決済システムへの「参加者」が問題とされている。「参加者」とは、支払いシステムの運営者や金融取引提供者であり、「参加者の顧客」は含まれていない。
コメンテータープロフィール
1952年生まれ。甲南大学名誉教授、弁護士、元甲南大学法科大学院教授、元関西大学法学部教授。専門は刑事法。ネットワーク犯罪、児童ポルノ規制、薬物規制などを研究。主著に『情報社会と刑法』(2011年成文堂、単著)、『改正児童ポルノ禁止法を考える』(2014年日本評論社、共編著)、『エロスと「わいせつ」のあいだ』(2016年朝日新書、共著)など。Yahoo!ニュース個人「10周年オーサースピリット賞」受賞。趣味は、囲碁とジャズ。(note → https://note.com/sonodahisashi) 【座右の銘】法学は、物言わぬテミス(正義の女神)に言葉を与ふる作業なり。
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