【速報】「SHOGUN 将軍」がゴールデン・グローブ賞作品賞を受賞!真田広之さん浅野忠信さんアンナ・サワイさんに続き4冠達成
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
見解真田広之さんをはじめ、キャスト・スタッフのみなさんは、この作品で間違いなく称賛されるべき成果を上げました。 ただ、この成果は大谷翔平選手などと同様に「日本人の快挙」として注目を集めていますが、そのような見方だけで良いのかという疑問が生じます。というのも、『SHOGUN』はあくまでもハリウッドの作品だからです。 マンガやアニメなど、日本のコンテンツが優れていることは世界中で認知されており、日本が紛れもないコンテンツ大国であることは明らかです。このような事実を踏まえると、単に「日本人の快挙!」と称賛するのではなく、むしろ「なぜ日本でこの水準の時代劇が創られないのか?」という問いかけが必要ではないでしょうか。 現状では、相変わらず「世界で認められたニッポン人すごい!」という評価で議論がまとまる傾向にあります。このような一面的な捉え方からそろそろ脱却すべき時期に来ているのではないでしょうか。
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まつたにそういちろう/1974年生まれ、広島市出身。専門は文化社会学、社会情報学。映画、音楽、テレビ、ファッション、スポーツ、社会現象、ネットなど、文化やメディアについて執筆。著書に『ギャルと不思議ちゃん論:女の子たちの三十年戦争』(2012年)、『SMAPはなぜ解散したのか』(2017年)、共著に『ポスト〈カワイイ〉の文化社会学』(2017年)、『文化社会学の視座』(2008年)、『どこか〈問題化〉される若者たち』(2008年)など。現在、NHKラジオ第1『Nらじ』にレギュラー出演中。中央大学大学院文学研究科社会情報学専攻博士後期課程単位取得退学。 trickflesh@gmail.com