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松谷創一郎

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見解スキャンダルに見舞われたタレント本人が、一般の声をどのように認識しているか、非常に興味深く読みました。以下の部分です。 「あなた(筆者注・アンチコメントしている人)自身の中に『他人を批評したい、しなければならない』という気持ちがあり、そうでなければ快楽を得られないという、あなた自身の状況から起因している」 アメリカでゴシップサイトを運営するエレイン・ルイ氏は、「ゴシップについての会話は、私たち自身についての会話であって、対象についてではありません」「ゴシップトークは、自分が何者で、なにを信じているかを映すものです」と解説します。 要は、第三者(ネタ元)を介した個々人の意見表明だということ。(その場に不在の)共通の知人に対する否定は悪口になりますが、赤の他人であれば、それは婉曲的な自己主張となります。東出さんの分析と重なる部分も多いですよね。

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コメンテータープロフィール

まつたにそういちろう/1974年生まれ、広島市出身。専門は文化社会学、社会情報学。映画、音楽、テレビ、ファッション、スポーツ、社会現象、ネットなど、文化やメディアについて執筆。著書に『ギャルと不思議ちゃん論:女の子たちの三十年戦争』(2012年)、『SMAPはなぜ解散したのか』(2017年)、共著に『ポスト〈カワイイ〉の文化社会学』(2017年)、『文化社会学の視座』(2008年)、『どこか〈問題化〉される若者たち』(2008年)など。現在、NHKラジオ第1『Nらじ』にレギュラー出演中。中央大学大学院文学研究科社会情報学専攻博士後期課程単位取得退学。 trickflesh@gmail.com

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