見解SNSなどでの誹謗中傷。 人前に出る芸能人にとって、これは本当に大きな問題であり、多くの芸能事務所が喫緊の課題として向き合っています。 誹謗中傷を取り締まる。重いペナルティを提示する。これも状況をマシにする方法論だとは思いますが、東出さんのように“相手にしない”。こちらも本当に大切なことだと思います。 実体がどこまであるのか分からないガス体のような“民意”に対して、いい大人たちがどこまで取り合うのか。 きつい言葉で大きな声で話す人が面倒だから、言うことを聞く。 それが世の中のモノサシをおかしくしている。日々芸能人の取材をする立場として、それを強く感じてもいます。 何もかもを軽視するわけではないが、ネット上の言葉に過敏にならない。 水をかけて火を消すのも有効な策ではあるが、燃やすものをなくしてしまう。それもまた有効な手立て。 そこを再認識させられるお話だと感じました。
コメンテータープロフィール
立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?」。
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