昨年12月に韓国でデビューし、日本でも9月にデビューしたばかりのIVEは、日韓混成グループ・IZ*ONEの中心メンバーだったユジンとウォニョンを中心とした６人組です。 同じく元IZ*ONEのサクラとチェウォンのいるLE SSERAFIMも順調にヒットしています。『紅白』出場も、IZ*ONE時代の日本の活動実績を踏まえたものでしょう。 IVEはデビューから１年ほどですが、K-POPの新人では今年もっともヒットしたグループです。「ELEVEN」「LOVE DIVE」「After LIKE」と発表した３曲がどれも大ヒットしました。 とくに「After LIKE」は、韓国や日本のみならず欧米圏でもヒットしています。Billboardのグローバルチャートでは最高20位、Spotifyのグローバルチャートでも48位に入りました。特に後者は、楽曲そのものの人気を感じさせる結果です。
コメンテータープロフィール
まつたにそういちろう／1974年生まれ、広島市出身。専門は文化社会学、社会情報学。映画、音楽、テレビ、ファッション、スポーツ、社会現象、ネットなど、文化やメディアについて執筆。著書に『ギャルと不思議ちゃん論：女の子たちの三十年戦争』（2012年）、『SMAPはなぜ解散したのか』（2017年）、共著に『ポスト〈カワイイ〉の文化社会学』（2017年）、『文化社会学の視座』（2008年）、『どこか〈問題化〉される若者たち』（2008年）など。現在、NHKラジオ第１『Nらじ』にレギュラー出演中。中央大学大学院文学研究科社会情報学専攻博士後期課程単位取得退学。 trickflesh@gmail.com
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