Yahoo!ニュース

白鳥浩

白鳥浩認証済み

認証済み

法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説国内問題で、必ずしも良いパフォーマンスを上げられない時には、外交で点数を稼いで支持率を上げる、ということが政治の鉄則の一つといってよい。 実際に、前の首相の岸田氏は、ウクライナ訪問や、日韓関係の関係改善、そして広島サミットへのゼレンスキー大統領の出席といういくつかの成果を上げることで、支持率の回復を見たことがある。 石破氏も同様に外交でポイントを稼ぐことができるならば、支持率の回復はあるかもしれないが、そこは果たしてどうだろうか。 この記事は米中韓と日本の関係について、示唆に富む。この記事で取り上げられたことで重要なことは、米中関係が悪化した際に、日本はどのように立ち回ることが要求されるか、ということだ。 米中という超大国のはざまで、その対立が激化したときには、日本は両国のバランサーとして機能できるかどうか。そうした「国際的な役割」も石破首相に期待されているといえる。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 田中良紹

    ジャーナリスト

    見解少数与党であることが外交力を弱めると考えるのは正しくない。中曽根政権や小泉政権を見れば分かるように、…続きを読む

  • 富坂聰

    富坂聰認証済み

    認証済み

    拓殖大学海外事情研究所教授

    見解外交関連の記事には息苦しさを感じる。登場する国が少ないからだ。アメリカにつくのか、中国につくのか。そ…続きを読む

コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

白鳥浩の最近のコメント