見解持田香織さんの言葉やパートナーの方の考え方に気付かされることが多いのではないでしょうか。 「結婚して子どもを授かることは“あたりまえ”ではない」はその通りなのですが、持田さんが言うように「学生の頃はできないようにとばかり教えられたように思います」というのはネガティブな一因だと考えます。 性教育として、性行為における安全や配慮を学ぶことはもちろん重要ですが、一方でライフプランとしての「年齢による妊娠可能性」「不妊につながり得る疾患やその徴候」などは若年世代にもしっかり伝えるべきものでしょう。 医学的には確かに高年妊娠だとさまざまなリスクが上がりますが、出産や育児を考えれば「あの時はどう考えても厳しかった」という人も多いのではないでしょうか。 社会の支援体制はより拡充されてほしいですが、「自分にとってのタイミング」を前向きに考え、ぜひご家族で幸せな時間を過ごしていただきたいです。
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コメンテータープロフィール
「産婦人科 x 公衆衛生」をテーマに、女性の身体的・精神的・社会的な健康を支援し、課題を解決する活動を主軸にしている。現在は診療と並行して、遠隔健康医療相談事業(株式会社Kids Public「産婦人科オンライン」代表)、臨床疫学研究(ヘルスケア関連のビッグデータを扱うなど)に従事している。また、企業向けの子宮頸がんに関する講演会や、学生向けの女性の健康に関する講演会を通じて、「包括的性教育」の適切な普及を目指した活動も積極的に行っている。※記事は個人としての発信であり、いかなる組織の意見も代表するものではありません。