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重見大介

重見大介

認証済み

産婦人科専門医 / 公衆衛生学修士 / 医学博士

報告

解説周産期領域への多額の寄付、産婦人科医の一人として心より感謝申し上げます。 妊娠中にも産後にもうつ状態となる女性はそれなりの頻度でおり、特に産後は約15%と決して低くないというのが現状です。また、日本では妊産婦の死亡原因の一位は「自死」と考えられており、そこに精神疾患は大きく影響しています。 これまではどちらかというと身体的合併症(多量出血や感染症、高血圧など)による死亡低減に尽力されてきた経緯がありますが、コロナ禍で妊産婦の精神疾患が増加したという研究報告もある通り、これからの精神面へのケアはより注目されていくべきだと考えます。 加えて、記事内で村上寛医師が述べていらっしゃるように、「父親のメンタルヘルスケア」も非常に重要です。 大きな意義のある寄付が、多くの妊産婦さんとそのご家族の助けになることを願っております。

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コメンテータープロフィール

重見大介

産婦人科専門医 / 公衆衛生学修士 / 医学博士

「産婦人科 x 公衆衛生」をテーマに、女性の身体的・精神的・社会的な健康を支援し、課題を解決する活動を主軸にしている。現在は診療と並行して、遠隔健康医療相談事業(株式会社Kids Public「産婦人科オンライン」代表)、臨床疫学研究(ヘルスケア関連のビッグデータを扱うなど)に従事している。また、企業向けの子宮頸がんに関する講演会や、学生向けの女性の健康に関する講演会を通じて、「包括的性教育」の適切な普及を目指した活動も積極的に行っている。※記事は個人としての発信であり、いかなる組織の意見も代表するものではありません。

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