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佐藤丙午

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拓殖大学国際学部教授/海外事情研究所所長

報告

補足襲撃した人物は20歳で、共和党として党員登録されているとのこと。その記録がX上に出ているが、それを参考にする限り、今回の大統領選挙が二度目の投票機会ということのようである。トランプ元大統領に銃撃したことを考えると、トランプ支持者ではなかったということになるが、銃撃犯はその場で殺されていることから、直接的な動機を知ることを解明することには限界があるので、人物の背景や、どのような過程で思想信条が形成されたのか、ということが焦点になる。 今回の銃撃事件では、犯人の行動が早い段階から注視されており、警護当局の側にも通報されていた。BBCが通報者へのインタビューを行なっているが、通報から銃撃までの時間が短く、十分に対応することができなかったようではある。ただ、警護側の狙撃手が銃撃犯側を狙っている映像があることから分かるように、不穏な事態が発生する可能性は周知されていたことが推察される。

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コメンテータープロフィール

佐藤丙午

拓殖大学国際学部教授/海外事情研究所所長

岡山県出身。一橋大学大学院修了(博士・法学)。防衛庁防衛研究所主任研究官(アメリカ研究担当)より拓殖大学海外事情研究所教授。専門は、国際関係論、安全保障、アメリカ政治、日米関係、軍備管理軍縮、防衛産業、安全保障貿易管理等。経済産業省産業構造審議会貿易経済協力分科会安全保障貿易管理小委員会委員、外務省核不拡散・核軍縮に関する有識者懇談会委員、防衛省防衛装備・技術移転に係る諸課題に関する検討会委員、日本原子力研究開発機構核不拡散科学技術フォーラム委員等を経験する。特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の自律型致死兵器システム(LAWS)国連専門家会合パネルに日本代表団として参加。

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