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佐々木正明

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大和大学社会学部教授/ジャーナリスト

報告

解説もはやトランプ氏のモスクワ訪問は「電撃」ではなく、いずれ行われる確実な予定になった感が否めない。 最初のトランプープーチン会談がモスクワで行われるとは限らない。第三国かもしれない。 しかし、就任後に停戦交渉に精を出すトランプ氏はいずれモスクワを訪れる。キーウとの順番が逆になれば、それこそが彼の政治メッセ―ジになる。 水面下で行われている米露のかけひきでは、1月20日の就任式にプーチン氏をワシントンに招待する案も話し合われていたことも十分にありうる。 理由はある。 露政府専用機が12月下旬にワシントンの空港に駐機していたことが明るみになった。ウクライナ人の著名ジャーナリストが、12月30日に「歴史的会談」が行われるとXで流し、大きな騒ぎになった。 調性さえ済めば、外国首脳と会う最初の相手がプーチン氏であってもおかしくはない。 ただ、これはウに平和が訪れることを意味しないことを強調したい。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 服部倫卓

    北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

    見解双方とも、会談実現に大きな関心を寄せていることは間違いないだろう。 ポイントなるのは、形式、時期、場…続きを読む

コメンテータープロフィール

佐々木正明

大和大学社会学部教授/ジャーナリスト

岩手県一関市生まれ。大阪外国語大学ロシア語学科(現・大阪大学)卒業後、産経新聞社入社。モスクワ支局長、リオデジャネイロ支局長を経て、運動部次長、社会部次長などを歴任。2021年より現職。専門分野はロシア・旧ソ連諸国情勢、国際情勢に加え、オリンピック・パラリンピック、捕鯨問題などにも詳しい。フィギュアスケート関連ではNumberなどにも寄稿。単著に「シー・シェパードの正体」(扶桑社新書)「環境テロリストの正体」(新潮新書)。近著は「動物の権利」運動の正体(PHP新書)

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