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猿渡由紀

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L.A.在住映画ジャーナリスト

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補足この記事に「ゲーム・オブ・スローンズ」によく比較されるとありますが、「SHOGUN 将軍」の脚本家たちは、同じくアメリカで大ヒットした「メディア王〜華麗なる一族〜」のファンだったようです。これらはすべて、国、時代背景などは違うものの、相手をよく知る人たち同士がかけひきをしながら権力を争い、生き残ろうとする話。このどれもがプライムタイム・エミーのドラマシリーズ作品賞を受賞しています。それぞれのキャラクターがしっかり描けていて、どうなるのか先が読めず、視聴者をどきどきさせ、リアルなセットや衣装で引き込むのがこれらの作品です。そこがある上で、舞台が日本、せりふの多くも日本語だったというのはむしろ差別化になったというのには、同感です。もともと美味しい話を、すべての面において妥協せず、最高のことをやって最高のスペクタクルにしてみせた結果が、今回の受賞なのです。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 影山貴彦

    同志社女子大学教授/コラムニスト

    見解「SHOGUN」関係者の皆様、そして真田広之さん、心からおめでとうございます。エミー賞授賞式での真田…続きを読む

コメンテータープロフィール

神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、「ハーパース・バザー日本版」「週刊文春」「シュプール」「キネマ旬報」他の雑誌や新聞、Yahoo、東洋経済オンライン、文春オンライン、ぴあ、シネマトゥデイなどのウェブサイトに寄稿。米放送映画批評家協会(CCA)、米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。著書に「ウディ・アレン 追放」(文藝春秋社)。

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