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猿渡由紀

猿渡由紀認証済み

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L.A.在住映画ジャーナリスト

報告

補足ケタミンは鬱の治療に使われ、マシュー・ペリーは、最初、合法的にケタミンセラピーを受けていました。ですが依存してしまい、そのクリニックの医師に増量を頼んだところ断られ、別の方法を探し、サルバドール・プラセンシアという医師と知り合いました。ペリーを金蔓と見たプラセンシアは、物を入手するため、過去にケタミン専門クリニックを経営していた長年の友人に連絡。この人物が、今回有罪を認めた医師マーク・チャベスです。ふたりがペリーについて「あのバカ、いくら払うだろうね。さあ楽しみだ」などというやりとりをしていたことが、警察の発表でわかっています。原価は1瓶12ドルでしたが、このふたりの医師は、ペリーに2000ドルで売りつけています。また、チャベスは、過去の患者の名前を使った偽の処方箋でケタミンを注文しました。人の命を助ける立場にあるふたりは、金のためにペリーを死に追いやる手助けをしたのです。

コメンテータープロフィール

神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、「ハーパース・バザー日本版」「週刊文春」「シュプール」「キネマ旬報」他の雑誌や新聞、Yahoo、東洋経済オンライン、文春オンライン、ぴあ、シネマトゥデイなどのウェブサイトに寄稿。米放送映画批評家協会(CCA)、米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。著書に「ウディ・アレン 追放」(文藝春秋社)。

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