Yahoo!ニュース

猿渡由紀

猿渡由紀認証済み

認証済み

L.A.在住映画ジャーナリスト

報告

補足ちょうど2年前の2022年12月30日、ハッセーとレナード・ホワイティングは「ロミオとジュリエット」の現場で性的虐待、詐欺行為などがあったと製作配給のパラマウントに対し1億ドルを求める訴えを起こしました(一時的に時効を撤廃した州の措置がこの年末で切れるため)。未成年だったふたりは、ヌードになることはないと言われていたにもかかわらず、フランコ・ゼフィレッリ監督に脱ぐよう強要され、勝手に撮影されたと主張。そのせいで心が傷つき、心理カウンセリングに通うことになり、就業の機会が失われたとのこと。この映画のベッドシーンを「児童ポルノだ」とも言いましたが、裁判は翌年棄却されました。ゼフィレッリ監督は2019年に亡くなっており、被告にはなりませんでしたが、彼に対しては、「尼僧の恋/マリアの涙」(1993)の現場で性暴行を受けたとして、俳優ジョナサン・シェックが2018年に訴訟を起こしています。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 斉藤博昭

    映画ジャーナリスト

    補足1970年代の映画雑誌、スクリーンやロードショーではオリビア・ハッセーが読者人気投票のランクでつねに…続きを読む

  • なかのかおり

    ジャーナリスト(福祉・医療・労働)、早稲田大研究所招聘研究員

    補足オリビアさんが20年来の夢だったマザー・テレサを演じた際、来日し、インタビューの機会をいただきました…続きを読む

コメンテータープロフィール

神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、「ハーパース・バザー日本版」「週刊文春」「シュプール」「キネマ旬報」他の雑誌や新聞、Yahoo、東洋経済オンライン、文春オンライン、ぴあ、シネマトゥデイなどのウェブサイトに寄稿。米放送映画批評家協会(CCA)、米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。著書に「ウディ・アレン 追放」(文藝春秋社)。

関連リンク(外部サイト)

猿渡由紀の最近のコメント