合法化といっても、色々ある。 欧州ではシェンゲン協定を結んでいる国は、まるで国内を移動するように自由に人と物が移動できるが、それでも対応は分かれている。 オランダのように合法の国、スペイン・ポルトガル・イタリア・ベルギー等のように犯罪ではない国、ドイツ等のように違法だが罰則が適用されないことがある国、フランスのように完全に違法な国などだ。 さらに、吸うことの許可と栽培の許可は別問題。医療用を許可するか否かという判断もある。 このように各国は自分の国の政治をしている。もちろん完全に押し通すことは難しく、影響は徐々に浸透しあう。違法のフランスでも、自宅や学生の夜のパーティーなどで吸っている場面はあると思うし、怪しい店もある。それでも法律の威力というのは、とてつもなく大きい。 医学的な研究結果や、外国の対応を見つつ、日本は自分の国の事情に最もあった政策を、毅然と行えばいいだけだと思う。
コメンテータープロフィール
フランス・パリ在住。追求するテーマは異文明の出会い、平等と自由。EU、国際社会や地政学、文化、各国社会等をテーマに執筆。ソルボンヌ(Paris 3)大学院国際関係・欧州研究学院修士号取得。日本EU学会、日仏政治学会会員。駐日EU代表部公式ウェブマガジン「EU MAG」執筆。前大使のインタビュー記事も担当(〜18年)。編著「ニッポンの評判 世界17カ国レポート」新潮社、欧州の章編著「世界で広がる脱原発」宝島社、他。Association de Presse France-Japon会員。仏の某省関連で働く。出版社の編集者出身。 早大卒。ご連絡 saorit2010あっとhotmail.fr
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