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今井佐緒里

今井佐緒里

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欧州/EU・国際関係の研究者、ジャーナリスト、編集者、作家

報告

見解もしトラ以降の欧州の軍事議論は、米国あっての欧州防衛と考えるドイツや東欧のいくつかの国と、米国からの自立を唱えるフランス等との相違が基礎にあった。トランプ氏返り咲きで米国撤退の仮説を考える時、米国不在でもNATOの枠組みが中心で、EUは今までのように補完的役割なのか、それともEUが中心となるのか。マクロン大統領や、おそらくボレルEU上級代表(EUの外相・防衛相)は、EU中心を望んでいる。 欧州の国でEUに入っていないNATO加盟国は複数あるが、EUに加盟を望まない国は、英国とノルウェー(アイスランド?)しかない。ノルウェーは不変の友好国。軍事協力は難しくなさそうだ。問題は英国である。核を持ちインテリジェンスに優れた大国だが、国民投票で自発的にEUを離脱した国である。 EUが英国外しを積極的にあからさまにするとは思わないが、英国が欧州結束のリーダーになれることは決してないと思う。

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コメンテータープロフィール

今井佐緒里

欧州/EU・国際関係の研究者、ジャーナリスト、編集者、作家

フランス・パリ在住。追求するテーマは異文明の出会い、平等と自由。EU、国際社会や地政学、文化、各国社会等をテーマに執筆。ソルボンヌ(Paris 3)大学院国際関係・欧州研究学院修士号取得。日本EU学会、日仏政治学会会員。駐日EU代表部公式ウェブマガジン「EU MAG」執筆。前大使のインタビュー記事も担当(〜18年)。編著「ニッポンの評判 世界17カ国レポート」新潮社、欧州の章編著「世界で広がる脱原発」宝島社、他。Association de Presse France-Japon会員。仏の某省関連で働く。出版社の編集者出身。 早大卒。ご連絡 saorit2010あっとhotmail.fr

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