見解「5人は1つの浮き輪にしがみついて救助を待っていた」 一つの浮き輪にしがみつくのはとても大変だったと思います。でも浮いて救助を待てたこと、本当に良かったですね。 海に入ったときにはまだ波が穏やかだったのでしょう。ところが日本海の波が高くなり、そのために簡単に戻れなくなり、足の届かないところまで流されたと思います。 流れで命を落とすわけではありません。深いところで息が続かなくなるから溺れるのです。信じて浮いて救助を待つことがどんなに大事か、みなさん自身がわかったと思います。 お家に帰ってから、無事だったことを家族で喜んでください。
コメンテータープロフィール
ういてまて。救助技術がどんなに優れていても、要救助者が浮いて呼吸を確保できなければ水難からの生還は難しい。要救助側の命を守る考え方が「ういてまて」です。浮き輪を使おうが救命胴衣を着装してようが単純な背浮きであろうが、浮いて呼吸を確保し救助を待てた人が水難事故から生還できます。水難学者であると同時に工学者(材料工学)です。水難事故・偽装事件の解析実績多数。風呂から海まで水や雪氷にまつわる事故・事件、津波大雨災害、船舶事故、工学的要素があればなおさらのこのような話題を実験・現場第一主義に徹し提供していきます。オーサー大賞2021受賞。講演会・取材承ります。連絡先 jimu@uitemate.jp
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