Yahoo!ニュース

大濱崎卓真

大濱崎卓真認証済み

認証済み

選挙コンサルタント・政治アナリスト

報告

解説小泉劇場の再現とともに、石破氏、高市氏を意識した差別化があります。石破氏は地方創生の名の下に同日は鹿児島をまわるなど、徹底した地方票の掘り起こしを狙うとみられますし、高市氏は保守層の掘り起こしという点から、ハコモノ(演説会)を中心に行うものとみられます。 これらとの差別化や、小泉劇場の再現という観点からいえば、小泉氏は動員力のある街頭演説が中心となるとみられます。初日を地元神奈川ではなく東京銀座にしたものも、マスメディアの取材を最大限に活用するとともに、党員ではなくとも情報発信力のある無党派層に響かせること(バンドワゴン効果)が大きいとみられます。もちろん、(鳥取vs奈良vs神奈川のような)都道府県対立を過度に煽らないことや、菅元首相の影をちらつかせないこと、という守備的な側面もあるでしょう。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった526

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    解説休日の銀座4丁目の交差点は、大型選挙における街頭演説の定番である。 先の知事選においても、蓮舫氏、小…続きを読む

コメンテータープロフィール

大濱崎卓真

選挙コンサルタント・政治アナリスト

1988年生まれ。青山学院高等部卒業、青山学院大学経営学部中退。2010年に選挙コンサルティングのジャッグジャパン株式会社を設立、現在代表取締役。不偏不党の選挙コンサルタントとして衆参国政選挙や首長・地方議会議員選挙をはじめ、日本全国の選挙に政党党派問わず関わるほか、政治活動を支援するクラウド型名簿地図アプリサービスの提供や、「選挙を科学する」をテーマとした研究・講演・寄稿等を行う。『都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ』で2020年度地理情報システム学会賞(実践部門)受賞。2021年度経営情報学会代議員。日本選挙学会会員。

関連リンク(外部サイト)

大濱崎卓真の最近のコメント