見解この種の調査結果が毎年海外でも発表されますが、日本も海外も同様に"123456"や"password"が上位にランクインされます。そしてこういった結果が出る度に「こんな簡単なパスワードを設定しているなんて信じられない」というコメントが並びます。 背景には「実は私も簡単なパスワードを利用しているけれど、大丈夫でしょう」という「自分は大丈夫」という根拠の無い自信があるのではないかと推測されます。 しかし、こういった良く使われるパスワードリストはダークウェブ上に流出しており、簡単に突破されます。 最近のパスワードの安全性については最低でも8文字は必須、15文字以上が推奨とされているので、こういったニュースを見たら「感想」だけでなく、実際にパスワードを変更する行動に繋げることを推奨します。 また、可能な場合はパスワードは破られるものと考え、多要素認証もセットするようにしましょう。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
通信事業者用スパムメール対策、VoIP脆弱性診断等の経験を経て、現在は企業セキュリティの現状課題分析から対策ソリューションの検討、セキュリティトレーニング等企業経営におけるセキュリティ業務を幅広く支援。 ITやセキュリティの知識が無い人にセキュリティのリスクを解りやすく伝えます。 受賞歴:アカマイ社 ゼロトラストセキュリティアワード、マカフィー社 CASBパートナーオブ・ザ・イヤー等。所有資格:CISM、CISA、CDPSE、AWS SA Pro、CCSK、個人情報保護監査人、シニアモバイルシステムコンサルタント。書籍:『ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦』など著書多数。