補足本日、京都市内で叡敦さんと代理人の佐藤倫子弁護士が行った記者会見に伺いました。 記者会見では、天台宗の調査担当者から叡敦さんに対してこれまでの調査中に「配偶者がいるのであれば性被害を配偶者に話すはずだ」といった思い込みによる自論などが語られたことが明かされました。本当であれば、性被害の実態を知らない人にありがちな偏見だと感じます。 このほか、叡敦さんの元に匿名の尼僧から電話があり、「あなたのようなことをされると世界中の尼僧が迷惑をする」といった内容の話をされたそうです。 こういった二次加害にあたるような発言により、叡敦さんが精神的なショックを受けていることが記者会見では語られました。
コメンテータープロフィール
ライター／主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです／1980年東京都品川区生まれ／Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』（平凡社）、『告発と呼ばれるものの周辺で』（亜紀書房）『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』（タバブックス）、共著『災害と性暴力』（日本看護協会出版会）『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』（合同出版）など
小川たまかの最近の記事
小川たまかの最近のコメント
こちらの記事は掲載が終了しています
