Yahoo!ニュース

小川たまか

小川たまか

認証済み

ライター

報告

見解裁判では当事者の関係者が「応援傍聴」のようなかたちで自主的に傍聴に駆けつけることがしばしばあります。ただ、傍聴席全席を埋めるようなケースはあまり聞いたことがなく、ましてや教育委員会がというのは驚きました。 児童が教育現場で被害に遭った性犯罪裁判を何度か傍聴したことがありますが、少なくとも裁判所のシステム上では被害者の個人情報は徹底して守られており、名前や住所はもちろん公開されませんし、関係する学校名や機関名も極力伏せられます。傍聴席で聞いていて何かわかることはほとんどないと思います。 ただ、被告人や関係者が「うっかり」被害者の個人情報を口にしてしまう場合も中にはあります(すぐに止められます)。これは防ぎようがないのですが、かといって全席を埋めるのは疑問です。本当にプライバシーの問題を危惧してのことだったのか、他の目的があったのかが気になります。

こちらの記事は掲載が終了しています

参考になった180

コメンテータープロフィール

ライター/主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです/1980年東京都品川区生まれ/Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)、共著『災害と性暴力』(日本看護協会出版会)『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)など

小川たまかの最近のコメント