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報告

解説護衛艦「すずつき」は7月28日~29日に秋田港で一般公開される予定でしたが中止されました。この事件の聞き取り調査の為だと思われます。 国際法的には戦闘行動をとっていなければ無害通航権と主張できるとは思いますが、しかし軍艦が情報収集任務で相手国の艦隊根拠地の直ぐ前の訓練海域のしかも領海内に踏み込んでいるので、普通は行わない行動です。意図的に行ったのかそれともうっかり越えてしまったのか、海上自衛隊の真意は何処にあったのでしょうか。 アメリカ海軍も過去に何度かロシア海軍太平洋艦隊の根拠地ウラジオストクのピョートル大帝湾にイージス駆逐艦を踏み込ませたことはありますが、これはロシアが領海と勝手に見做している範囲に「航行の自由作戦」として意図的に乗り込んだものです。 しかし今回の日本護衛艦が進入した中国の浙江省の領海内に、そのような領海について解釈の違いがある海域は見当たりません。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 山田吉彦

    海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

    見解海上自衛隊護衛艦による中国領海の通過は、国連海洋法条約により認められている無害通航にあたる。日本、中…続きを読む

コメンテータープロフィール

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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