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報告

見解ハドソン研究所の寄稿を読みましたが、具体的な核兵器の種類名が書かれていませんでした。実はアメリカはトマホーク巡航ミサイル用のW80-0核弾頭を2012年に解体処分済みで、日本に持ち込みやすい艦載中射程核兵器が今ありません。 短射程のB-61戦術核爆弾は自由落下式なので戦闘機に搭載して敵地上空に乗り込む必要があり、対北朝鮮では有効ですが(ただし韓国に置いた方がいい)、対中国では深奥部への打撃は距離の問題で困難です。 中射程のALCM巡航ミサイルは発射母機の戦略爆撃機が米本土から出撃して地球の裏側を攻撃可能なので日本に持ち込む必要がありません。 長射程のトライデント潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は米本土近海の戦略原潜から地球の裏側を攻撃可能なので日本に持ち込む必要がありません。ICBMのミニットマンⅢは固定配備で動かせません。 では一体何を持ち込んだり核共有する想定なのでしょう?

コメンテータープロフィール

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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