解説ICBM発射場所と見られるロシア連邦アストラハン州カプースチン・ヤール試射場からウクライナのドニプロ市まで約800kmしかなく、射程6000km以上のICBMを使う必要はありません。核弾頭ではなく通常弾頭だったことからも、これはNATO諸国への威嚇を主な目的とした行動です。ウクライナ軍への長距離兵器のロシア領土への使用をアメリカやイギリスが許可したことについて、事前にロシアはレッドラインだと警告していた以上、何もしないわけにはいかなかったのでしょう。まだ核兵器の使用に至っていないのでエスカレーションが上がった段階としてはまだ低いのですが、もしも次の段階に上がるとしたらロシア領土内での核実験やウクライナ無人地帯への核攻撃デモンストレーションなどが考えられます。その次が実際の核攻撃へとエスカレーションの階段を上がっていくことになります。
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弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。
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