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解説侵入機はロシア海軍のIl-38対潜哨戒機で、ロシア艦隊と中国艦隊が合同して日本海から宗谷海峡を東進しオホーツク海に入ったのに呼応して侵入機も宗谷海峡に飛んで来ています。領空侵犯は僅かな侵入を3度繰り返した意図的なもので、わざと挑発し航空自衛隊の戦闘機をスクランブルで呼び寄せて自分たちの演習の目標として利用した可能性があります。なお航空自衛隊が撮影した侵入機は爆弾倉の扉を開いており、対潜探知用のソノブイを投下していたと見られます。 航空自衛隊の戦闘機が使用したフレアは本来は囮熱源として放出するもので赤外線誘導式対空ミサイルを欺瞞する用途です。敵を攻撃する目的には使えませんし当たりません。派手に光るので威嚇用として目的外使用されています。フレアを警告として使う行為はロシア軍や中国軍はよく行っていますが、西側の国の軍隊では滅多に行うものではなく、日本はこれが初めての警告でのフレア放出です。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 岡部芳彦

    神戸学院大学経済学部教授/ウクライナ研究会会長

    見解日本がロシアの領空侵犯を発表した際、ロシアではどのように報じられるでしょうか。実は毎回きちっと報道し…続きを読む

コメンテータープロフィール

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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