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西山隆行

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成蹊大学法学部政治学科教授

報告

補足ブルーウォール三州(ウィスコンシン、ミシガン、ペンシルヴェニア)はもともと民主党が強かったのですが、16年にトランプが奪い、20年には労働者の味方であるバイデンが奪還しました。ハリスは上院議員時代はサンダースに次ぐ左派寄りの投票行動をしていましたが、彼女を労働者の味方と思う人はいません。白人労働者票がどう動くかがポイント。 ネヴァダとアリゾナはカリフォルニアからの移住者が増えています。両州では同日に人工妊娠中絶の権利をめぐる住民投票が行われます。それに対してどちらの側の動員がより活発になるかがポイントになるかもしれません。 ノースカロライナは同時に行われる州知事選挙との関係にも注目。共和党候補による「ブラック・ナチス」発言などがどのような影響を及ぼすか。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 渡辺亮司

    米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

    補足ペンシルベニア州在住の友人によると、過去数十年でここまで選挙のテレビCMを見たことはないという。いず…続きを読む

コメンテータープロフィール

西山隆行

成蹊大学法学部政治学科教授

専門はアメリカ政治。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。主要著書に、『アメリカ大統領とは何か:最高権力者の本当の姿』(平凡社新書、2024年)、『混迷のアメリカを読み解く10の論点』(共著、慶應義塾大学出版会、2024年)、『〈犯罪大国アメリカ〉のいま:分断する社会と銃・薬物・移民』(弘文堂、2021年)、『格差と分断のアメリカ』(東京堂出版、2020年)、『アメリカ政治入門』(東京大学出版会、2018年)、『アメリカ政治講義』(ちくま新書、2018年)、『移民大国アメリカ』(ちくま新書、2016年)、『アメリカ型福祉国家と都市政治』(東京大学出版会、2008年)など。

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