補足PPIHの安田氏とニトリの似鳥氏は、戦後の第二世代の小売業の創業者のなかでも、個性が際立つユニークな存在で、その経営手腕は業界でも高く評価されてきた。 事業を継続し発展していくためには、後継者問題が最大の課題となるが、かつてのダイエーのように、子息を継がせてうまくいかなかった例は後を絶たない。ちなみにイオンは成功した稀有といってもいい例だ。 そこで、創業者の後継は資本、経営は別というスキームが登場し、よく見られるようになった。 いずれにしても、創業者が存命中は何らかの形で経営にコミットし、影響を与えることに変わりはない。
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コメンテータープロフィール
慶應義塾大学卒業後、大手スーパー西友に勤務後、独立し株式会社ラディックを設立、販促、広報、マーケティング業務を手がける。マーケティングコンサルタント業務を手掛ける一方、新聞、ビジネス誌、流通専門誌、ニュースサイトに寄稿・執筆。流通・サービスを中心に、取材、講演活動を続け、テレビ、ラジオのニュースや情報番組に解説者として出演している。著書は、「10年後に食べていくための最強シニアマーケティング」、「九州の流通業界激変図」、「イオンの底力」、「ゆめタウン勝利の方程式」、「ルミネの法則」など。
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